日本初の冷凍ラーメン 開発のエピソード ③
冷凍麺の完成
(2021,11)
前回は冷凍にも対応した生麺の特注をし、試食をくり返したお話でした。
今回は麺の微調整のお話です。
微調整と言っても私が作るわけではなくシクヤ製麺様がとても大変な作業となります。
最初に届いた麺は冷凍後やレンジで解凍中でも伸びにくい麺なのですが、弾力がたりず噛むとすぐに麺がバラバラになってしまう感触でした。
シクヤ製麵社長様に「弾力のある、モチモチ感が残る麺をお願いします。」と依頼し数日後に届き、さらに食感の変更をお願いし試食をくり返して数ヵ月が経過し良い仕上がりになりました。
当店は下茹で後急速冷凍をしていますので水分を吸収している分食感を維持するのはとても難しく、公表できませんが麺の成分・配分がかなり細かく微妙なバランスが保たれていると感じました。
冷凍後でもモチモチ感があり、10分以上温められても伸びにくいシクヤ製麵様こだわりの冷凍用の麺の完成です。
しっかりと弾力がありこだわった冷凍用の生麺です♪
気密性と熱に強い容器
麵の試作中に容器の手配も行い、購入した物とネット業者様から無料でサンプルを頂いた物で12種類用意しました。
電子レンジで600W12分も温めますのでしっかりとした容器でなければいけません。
ホームセンターでも簡単に入手できる物もありますが、今回は熱に強く気密性に優れた容器が必要となります。
容器に水のみを入れ600Wでとりあえず温め、熱くなる時間を容器ごとに計測し耐熱性からチェックします。
600Wの基準は大手電機量販店の店員様に聞き一般的に使われているワット数だと伺いました。
いくつかの候補が決まり次に容器の耐熱チェックの為水を入れて凍らせ、600W10分でレンチンしてみました。
ここまでで残った容器は2種類のみ、意外にもろい容器が多くありますね。
ラーメンで初の試作品
容器の候補が決まったらスープを入れいざ実戦。
2種類を同じ状態で冷凍し、次の日に下茹でした麺をのせフタをし再び冷凍します。
冷凍ラーメンを入れた状態で600W10分でスタート。
これで完成なら最高ですが簡単に終わらないのが試作品。
さすがに10分もレンチンするとスープは熱くなっていますが、フタを取る時に蒸気で指をやけどしたり気密性もありフタが膨らみスープがこぼれるハプニングもありました。
スープの吹きこぼれは毎回ではないものの、フタを取る時にやけどの恐れがあるのは即改善が必要となり、フタに空気穴を開けたりフタをずらしたりの(密封しない)対策をしましたが温め時間にばらつきが出てしまいました。
プラスチック容器でのチャレンジ♪
写真は完成したもので、ネギ・天かすはお好みで。
らーめん光の自販機で販売中のレンジで簡単冷凍ラーメンです。
パッケージは2022クリスマス♪
2回に分けちゃえ!
お客様がやけどをしないように手間はかかりますが安全を優先し、スープが熱くなる前にフタを取り、次に軽く乗せた状態でレンチンしてみました。
効果てき面!ビンゴ‼ ヽ(^。^)ノ
温めの途中でフタを開け麺を軽く混ぜ、再びフタを軽く乗せレンチンへ。気密性の高い容器で30食試作しましたが蒸気も熱く無く吹きこぼれも確認できませんでした。
一安心です ( ´∀` )
レンジの時間は試作の間もメモをとり大体の答えは出ていましたので簡単でした。
富山ブラックラーメン・しおラーメン
1回目 600W7分
2回目 600W5分
みそラーメン
1回目 600W7分30秒
2回目 600W5分30秒
なぜかみそは長くなります。
調理に12~13分は長いので少しでも時間を短縮できないかの模索が始まりました。
ようやく商品完成が見えてきた時に、ここからさらに苦労が始まります。
容器もこちらの商品に決定です♪
♪熱に強く気密性もあり、値段もお得です(^^♪
MADE IN JAPAN のこだわり商品サイト イオリリンク
らーめん光の商品も販売中♪
らーめん光の商品がお買い得となっています♪
よろしければご覧ください(^^♪
冷凍自販機(ど冷えもん)にてブラックラーメン・しおラーメン・みそラーメン・チャーシュー500gの販売中です♪
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次回は特許出願のお話になります。
本日もご覧いただきありがとうございました。
らーめん光(みつ)
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