日本初の冷凍ラーメン 開発のエピソード ②
冷凍ラーメンの商品開発の難しさ
前回のブログで発想の転換で冷凍した麺で試し、少し進展があったところまでお話しいたしました。
しかし喜んでいたのはつかの間で、すぐに高い壁にぶつかる事となりました。
茹で時間を細かく設定し冷凍麺を作っても、スープに入れ冷凍すると麺のコシが感じられず全てが白紙となりました。
市販されている冷凍麺やコンビニのレンジで調理する生麺タイプなどを分析し、麺だけの問題ではなく製造工程の見直しも改善しなければ商品化できない状況でした。
記載していない以外の製造工程も試しましたが全てうまくいかず失敗の繰り返しで、完全に行き詰まっていました。
夢に出てきた完成品
(2021,8)
麺の試作から2か月経過し八方ふさがりだったある日、うそのように夢の中で完成した商品が現れすぐに試作を試みました。
答えは意外なほど簡単なもので、『スープを冷凍しその上に下茹でした麺を乗せる』事でした。
全てが改善したわけではありませんが、かなり進歩した瞬間でした。
文書で見ると簡単そうですよね(笑)
ここまで来るのに多くの失敗を繰り返し繰り返しの毎日で、心も折れそうになっていたところ夢に出てきてくれたのかもしれません。
(;^ω^)
後は冷凍用の麺・熱に強いプラ容器・真空パックの資材など、商品化まではまだまだ先が長いですが商品化への兆しが見えてきました。
丸い容器がレンジタイプの冷凍ラーメンで、めん・スープ・チャーシュー・キクラゲ・スクランブルエッグの真空パックはIH・ガスコンロタイプです。
特許取得商品 (特許第7081869号)
麺を特注しました。
当店の麺は富山県高岡市のシクヤ製麺様にて特注しています。
ブラックラーメンに合う中太ちじれ麺はモチモチで、多くのお客様からご好評を頂いていました。
(2021,8)
シクヤ製麵社長様に事の経緯を説明し冷凍麺用の試作をお願いいたしました。
シクヤ製麵様ではテイクアウト用の麺は他店舗用に出荷をしているとの事でしたが、冷凍用は初で「しばらくお時間を下さい」と依頼を引き受けて下さいました。
感謝、感謝です (^_-)-☆
数週間後、第一号の試作品が届き下茹で時間を10秒単位で用意し、冷凍したスープに乗せさらに冷凍し多くの試作品を作っていきました。
当店も初の試みなので茹で時間の答えがでるまでは数十食の試食をし、レンジでの温め時間もほぼ決まりました。
現在のレンジ時間は店で提供している陶器の器での温め時間で、プラスチック容器の時は新たに時間の調整が必要になります。
シクヤ製麺様の冷凍に強い特注麺
(*^^)v
麺ものびる事は無く程よい食感が残りまずまずの出来だと感激しました。
これまでは商品化まで近ずく事も出来なかったので、一気に現実的に可能だと実感しました。
しかし茹で時間の微調整やレンジの時間、麺の食感など、まだまだ課題は残されたままですがつづきは次回のブログにてお話させて頂きます。
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